チャレンジスクール

さいたま市では「チャレンジスクール」を開催しています。土曜チャレンジスクール放課後チャレンジスクールです。私も地元の小学校で1回ずつスタッフ(あまり役に立たなかったのですが)をしました。

リンク先が違う…所管する部署が違うのがすでに「なんだかなぁ」という感じなのですが、学校事業とも放課後児童クラブ(いわゆる学童保育)とも違う部署ということで、同じ小学校を使いながら、縦割り行政の弊害がシステムを不必要に複雑にしています。

チャレンジスクールは学校に常駐するコーディネータの方が中心となり、実行委員会形式で運営されています。つまり、行政の所管は違っても、現場で対応するスタッフは同じ、それも地元の人というのがせめてもの救いです。すべての事業に地元の人が関われば、システムがどうあろうと機能として一つの事業になれるということです。

これは「ハコもの」より「機能」を重視する公共施設マネジメントの考え方を実現する良い機会ではないか!!と思います。地元の人が多く関わることにより、「学校に迷惑をかけないよう、使える施設は限定します」などというふざけたテリトリー意識が蔓延しないよう、地域の核であり宝である小中学校を地域で支え、結果、コミュニティとしてまとまることができると思います。

純粋に「こどもたちのために」と考えて参加しているスタッフの方々の中で、ちょっと斜に構えた自分にいくばくかの罪悪感を抱えながら、来年度もできる範囲で参加していきたいと考えています。

優しいまち

さいたまARTS21という団体で、音楽を通じた癒しの空間をお届けしています。

先週末に私の住んでいる南浦和の公民館で初めて新春コンサートを開催しました。さまざまなところでコンサートをしていますが、その中でいちばん静かなコンサートでした。

私たちの団体は、公民館やコミセンはもとより、町内会や自治会の昼食会などのコンサートを行っています。当然、小さなお子さんが泣いたり走り回ったり、私語や携帯着信音があったり、そういったことも覚悟の上で、それでも良いというアーティストさんを呼んでコンサートを行っています。

でも、今回のコンサートはみなさん静かに演奏を聴いてくださいました。とても誇らしい気持ちでした。

そして改めて思ったのが、南浦和・大谷場の「優しい」という地域性です。子どもの小学校・中学校も比較的穏やかな校風でした。そしてそれはたぶん子どもたちをとりまく大人がみんな優しい人たちなんだろうと思っていました。転校生が多い地域ですが、子どもたちがなじむのも早かったように思います。

子どもが小学校の時、あるお母さんが「この小学校の先生方は良い先生でよかった。子どもたちは幸せだ。」と言っていました。でも私は逆じゃないかと思っていたのです。「この小学校の子どもたちはみんな優しい。先生方は幸せだ。」と。

でも、物事はいろいろな側面があります。優しさ=弱さになるときがあります。人に譲らず、自己を極限まで主張して、人生を勝ち続ける生き方が今の主流なのだとしたら、優しさは弱点です。でもね、それでもいいじゃないですか。いつまでも優しいまちにいずれは帰ってくればいいのです。たぶん、このまちはいつも優しく待っていてくれます。

おまつり実行委員会始動

昨年から地元のお祭りである「浦和まつり・南浦和会場」の実行委員会に入れていただいています。「浦和よさこい」をメインにした地元を巻き込んだ大きなイベントです。もともとは調神社(つきのみやじんじゃ)を中心とした浦和地域の夏祭りで、南浦和会場では浦和おどりなどを踊っていましたが、「浦和よさこい」をやるようになってから、ダイナミックなお祭りになりました。

実行委員会の顔ぶれは、商店会の方を中心として、自治会や地域の団体ばかりか、市のコンベンションビューローや南区などの行政も関わっています。もともと地元で活動していなかった私にまでお声掛けいただきました。

老若男女が交流してシステマティックに作り上げる…防災のまちづくりに最も有効なしくみでもあります。何より参加した人たちがみんなで楽しむことができる良いお祭りだなと思います。

そのお祭りは来年の7月22日ですが、昨日実行委員会が立ち上がりました。自治会長さんたちが「自分たちは給水係と警備の担当です」と自己紹介されていました。本当はそれぞれの方が担当地域の調整など、重要な役割を担っていらっしゃるのに、さらりと「水汲み担当です」とおっしゃるところに、懐の深さをかいま見た気がして、こういった方々の後押しで新しいお祭りが成り立っているのだなと実感しました。

前回はよさこいを踊る方々の控室を担当していましたが、次回はそれに加えてWebサイトにも関わることになりました。あまり技量はありませんが、時間は他の方よりありそうなので、頑張ってみたいと思います。