機動戦士ガンダムUC Film&Live 2012

5月13日(日)Bunkamuraオーチャードホールで「GUNDAM LIVE ENTERTAINMENT 機動戦士ガンダムUC Film&Live 2012 Reader’s Theater “hand in hand”」が開催されました。

なにせロボットアニメ・ファンになってから4年目の新参者なので、とてもうんちくなど語れません。そもそもこんなイベントに場違いなおばちゃんがいるということ自体、とんでもなく恥ずかしいことかと。

私はもともとSF小説が好きで、特にスペースオペラと呼ばれる宇宙物のファンです。その中でハインラインの「宇宙の戦士」という宇宙軍隊物が好きでした。(ストーリーとしては賛否両論あったようですが、戦国小説の是非と同じかなと考えています。)

その中でパワードスーツが登場しました。表紙の絵(加藤直之さん)もかっこ良かったです。そしてある日、本屋の中古ビデオコーナーでアニメ版「宇宙の戦士」を見つけて、思わず買ってしまいました。(まだその頃はアニメにはまっていたわけではありません。)

その後、映画版「宇宙の戦士」(Starship Troopers)も観たのですが、すみません、これは嫌いです。なにか原作を嘲笑しているようで不快でした。

ありゃりゃ、話がどんどんそれて行きました。それでは、今日の(素人さんの)感想は以下。

まず、オーケストラ+映像+(朗読orヴォーカル)でepisode1~4までの流れを綴っていきました。

新天地に棄民として送り込まれたがゆえの渇望を語り、失うことの恐怖から起こる戦いの必然を語り、個々人の存在の意味を探る思いを語り…、episode5に繋ぎました。最後の監督の感想通り、3者がぴったりと合って、とても心地よい空間が作られました。(ヴォーカルは2人でしたが、1人は音程微妙でした。ハッと現実に引き戻されて残念…。)

その後、episode5の上映でした。各陣営入り乱れて物語終盤に向かいます。(ざっくりすぎ?)リディがかっこ悪く散った(暗黒面に堕ちた?)後で、「待ってました」フル・フロンタル登場。が、美味しいところはアンジェロが持っていった今回…な気がします。(いやもう強い強い。始めから言ってよ…と言いたい。)

最後に、監督や出演者からコメントがありました。次のepisode6の題名は「宇宙と地球と」。でも最終回にあらず。episode7が2年後に待っています。

最後にオーケストラの演奏が1曲。ドラムスが素晴らしい!!サントラ盤が欲しくなってしまいました。

3階の後方、端っこの席でしたが、観客はみな静かに聴いていました。

現実がアニメに近づく日 その2

図書館戦争は有川浩さんの小説でアニメにもなりました。内容はデータベースによると、

正義の味方、図書館を駆ける!
公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律として『メディア良化法』が成立・施行された現代。超法規的検閲に対抗するため、立てよ図書館! 狩られる本を、明日を守れ。

ということで主人公は新米図書隊員・笠原郁(かさはらいく)。大好きな童話(SF要素あり)をメディア良化委員会に取り上げられそうになったところを図書隊員に助けられ、そのあこがれの王子様とおなじ図書隊員になり成長していきます。

この物語自体がSFですが、昨今の青少年健全育成条例改正問題を思うとなにやら絵空事とも思えなくなってきました。現代の焚書だと言う人もいます。

私がアウトだと思うのは、個人情報の流出や虚偽の情報の流布など、それ自体が犯罪行為の場合です。どんな高尚な著作物でも読む価値のないものはありますし、どんなに低俗な内容の著作物にも人間の真実の姿が描き出されることがあるはずです。

その判断を権力者が一方的に下すのは危険なのではないか…と思います。本来、親や教師が読書の導き手となるべきなのに、うまくできそうにないから権力者に丸投げしてしまおうというのはいかがなものか…責任逃れではないでしょうか。

本当の「ヤシマ作戦」展開中

遅れてきたアニオタ(アニオタ歴3年余)の私ですが、「エヴァンゲリオン 序」の「ヤシマ作戦」にはぞくぞくしました。(劇場で観ました…。)

他に「電気ダイエット」とか「エコ」に取り組んでいる市民活動にも関わっているのですが、こちらの活動は主に主婦やリタイアした高齢者の方が多いです。今回の原子力発電所の事故による電力不足を解消するためには、これらの方以外に、多くの男性陣にも節電の意識を高めていただかなければならなかったのですが、普通の「節電してください」ということばより、この「ヤシマ作戦」ということばは訴える力が強いなと思いました。

日頃コミュニケーション能力が低いと思われているオタクも集まれば何かを動かす力になれるんだ…と思い、これからもネットを混乱させるのではなく、ネットで力を集結させるオタクパワーを発揮して欲しいと思いました。

おばさんの萌えはどこにある?

最近アニメにハマった私はおばさんのアニオタなんです。

ティーンエイジャーや20代の若者文化に今頃はまるとは全く思っていませんでした。同じ年代の人たちと話すときにはなるべく口にしないようにしようと思いながらもついぽろりと漏らしてしまい、「あっ、この人オタクなんだ!」という視線を何度浴びたことか…。

このおばさんはアニメのどこに萌えているんでしょうか?それはもともと好きなSFの世界観を映像化して見せてくれているところだと思っています。小説では頭の中で想像していた世界を映像で見られる…それだけでわくわくしてしまいます。CGによるメカニックのリアルな質感と動きも好きです。あああ、オタク発動してる…orz

どうか私のわくわくが青少年育成条例で刈り取られないで欲しいと思っています。

現実がアニメに近づく日

攻殻機動隊SAC(STAND ALONE COMPLEX)というアニメがあるのですが、なんだか現実がこのアニメに近づいているのではないかと思ってしまっています。

いわゆるサイバーパンクと呼ばれるジャンルなのですが、クラウドコンピューティングの登場によって俄然現実味を帯びてきました。白状すれば私はあまり現実世界で饒舌になれないタイプなので、無意識に電脳空間に逃げたいと思っているのかもしれません。

一方鉄腕アトムがすでに生まれていなければならない時代ですが、そちらはまだみたいですね。昔はロボットが生身の人間に近づくことが求められましたが、現在は人間がロボット(のようなからだ)に近づく未来が提示されています。医学領域で有機コンピュータなどが利用されると現実になるのでしょうか。ロボットアニメが好き!と言っているくせに最先端の技術がわからないので何とも言えないのですが…。

どちらにしても、自分はネットに繋がれるシニアになりたいと思っています。老いて身動きがとれなくなっても、電脳空間でコミュニケーションがとれるような環境をぜひ作って欲しいです!!と言っても貴腐老人に憧れているわけではありません。