今だから言えること

匿名でブログを始めましたが、その内にtwitterやfacebookにも進出したため、結局のところは本名でやっているのと同じ状態に至っています。

そして1年前の震災と原発事故。連日「福島」ということばを聞かない日はなくなりました。まさか自分が生まれた土地の名前、自分の結婚後の名字と同じことばがこれほど注目されるとは…。やはり、初めて他の人が声をひそめて「福島はもうだめ…。」と言うのを聞いたときは体が震えました。まるで自分ももうだめになってしまうような気がしたのです。

でも、「ばかなことを!」とすぐ思い直して、逆に自分は「福島」をあきらめずにいようと腹をくくることができました。ちょっとやけくそだったかもしれませんが。

折も折、中学時代の同級生たちがメールで連絡を取り合うようになりました。福島市に住み続けている人も、長く福島を離れてくらしている人も、福島への思いを共有してみんなで前向きな気持ちにもなれました。

私も福島市を離れた年月の方が、福島市にいた年月を大きく上回ってしまいましたが、これからも「福島」を見つめていきたいと思っています。