こんな日もある

昨日はさいたま市公共施設マネジメント会議がありました。

こういった会議をしていると、必ず「停滞」する回があるものですが、昨日がややそうかな…と思いました。いえ、もしかしたら参加したみなさんにとってはいつもどおりの会議で、私自身が流れに乗れないまま終わってしまっただけかもしれません。

会議でいちばん困るのは、微妙に話が噛み合なかったり、以前の議論の蒸し返しになってしまったりしたときです。心の中で「おいおい、それは何度も出た話でしょう…」と勝手に突っ込みを入れてしまうことがあります。昨日はなんだかそれが多かったような気がします。

ひとつ心配なのは、だんだん行政側の声がトーンダウンしている感じがすることです。いろいろな部署と連携を取りながら進めて行くうちに、相手の事情がわかってきてどうしても実現性のある計画に落ち着こうと、書き方が玉虫色になってきているかなと思いました。相手の裁量によるところが大きい記述ですね。

バスで市役所から浦和駅まで帰るときに、「市民としては具体的なバッドエンドが示されると分かりやすいのですが…」と学識経験者の委員の倉斗先生にお話ししたところ、「それなら…」と座長の根本先生の本「朽ちるインフラ – 忍び寄るもうひとつの危機」を紹介してくださいました。

早速Amazonで注文しました。読んで問題の深刻さを感じたいと思います。