なんか…がっかり

昨日は10ヶ月ぶりで「さいたま市公共施設マネジメント会議」が開催されました。場所は今までの中で一番近い武蔵浦和コミセンです。

今まで総論を語ってきた会議ですが、すでにアクションプラン(各部署が具体的な活動計画を立てる)の段階になってきています。

そこで久しぶりの会議ではこのアクションプランを立てるに当たり、この10ヶ月で見直された計画について説明がありました。それが「なんか…がっかり」な展開となりました。

そもそもこの会議が始まった時、「このままじゃ市の財政が破綻する。なんとかしなくちゃ!」という逼迫感がありました。学識経験者の先生方になにもわかっていない市民が加わり、紆余曲折を経て「なんとかこの計画案で乗り切れるんじゃないか」というところまで来たと思ったのです。

ところが久しぶりにいただいた資料には「建物を長寿命化すれば、そんなに厳しくもないかもよ」というメッセージが込められているように見受けられました。今まで60年で見積もっていた建物の寿命を80年まで延ばせれば、コストとかが軽くなると思うよ…って、本気ですか?そんなことで回避できるんですか?施設を複合化しなくても何とかなるかもしれないんですか?

にわかには信じられない展開に愕然としました。

もちろん担当部署の職員の方や地域住民の方にとってはハードルが低いほど合意を得やすいと思います。でもそれでほんとにいいのでしょうか?机上で過去の資料を読み解いたり試算を行うことと、実際に現場で起こっていることが違うのではないかと思うのです。

次は来年だそうです。なんとも無力感を覚える会議となりました。
建物の複合化