公共施設マネジメント・ワークショップが始まりました

8月25日にさいたま市公共施設マネジメント・シンポジウムが開催されました。この2年あまりのさいたま市の公共施設マネジメントの取り組みを市民のみなさんに知っていただき、ともに考えていただく試みのひとつでした。

さらにさいたま市の行財政改革推進本部は公共施設マネジメント・ワークショップを開始しました。このワークショップはマネジメント会議とは全く別のプロジェクトで、芝浦工業大学の志村先生がワークショップの水先案内人です。

以前の公共施設マネジメント会議でも話し合われていたことなのですが、このようなワークショップに意味があるのか正直疑問でした。中途半端なワークショップはなにも生み出さないのではないか…と。

第1回が9月28日に行われたのですが、事前資料のワークショップ参加者リストを見てから、「もしかしたら面白いかもしれない」とちょっと期待しました。そして出席してみてとても楽しくて、結果はどうあれこのワークショップが利害関係も知識も価値観も違っている人がどこまでこの問題に取り組めるかをシミュレーションする試みだと理解しました。

さらに観察してみると、今回はさいたま市のたくさんの部署から若い職員の方たちが出席していて、今後40年以上にわたって進められるはずの市の施策を担う人材を部門横断的に集めて、こちらも別な意味でワークショップを行っているように見えました。司会進行も慣れない部署の方たちががんばってやっていました。

私も知らず知らずのうちに、「さいたま市公共施設マネジメント計画は複雑で遠大すぎて、動き出すのは簡単ではない」と思い込んでいました。どんな一歩でも踏み出さなければ始まらないのでした。

今回新しい知り合いもできて、あと3回の短いワークショップですがどこまで駆け上がることができるか、楽しみながら走り出そうと思います。