身をもって感じるもうひとつの災害

インフルエンザが大流行中です。予防接種をしていても罹るようです。特に児童・生徒間に著しく、学級閉鎖や学年閉鎖で学年末の行事が次々に取りやめになっていると聞きました。

私自身は先週末から風邪で寝込んでいました。インフルエンザでこそありませんでしたが、こんなに何日もへばったのは10年振りぐらいです。この間役に立ったのは、新型インフルエンザに備えて蓄えていた「クレベリン」と「粉末スポーツドリンクの素」です。なにも食べたくないし、動きたくない…人の世話などもできません。

パンデミックが恐ろしいのは、病気になることだけでなく、それにより社会として機能しなくなる…共同でなにかをすることができなくなることだと実感しました。災害時に人を助ける人たちが、人との接触ゆえにばたばたと倒れて行ったら、そのコミュニティは機能不全に陥ってしまうのです。

自然災害は他から救助が来ますが、病気は地域を越えて蔓延するので自分たちでなんとかしなければなりません。コミュニティとしての備えは病気にも必要だと身にしみました。