公私混同ではないですか?

市民活動というとどんなイメージなんでしょうか。その昔、市民運動ということばがあり(今もありますが)、当時はお上に逆らう過激なやつら…的な言われ方をしていました。私も市民運動と言われたら、どんなに誘われても参加しなかったと思います。

今の市民活動は行政によるサービスや企業による経済行為の間を埋める、独自の公共性を持つ活動を指しています。ですから、同じ市民活動でも行政寄りの活動も企業(営利活動)寄りの活動も存在するのですね。より柔軟性のある活動とも言えます。

さて、本題です。

行政寄りの市民活動をする人は、行政と同様に公平なサービスを提供すべきではないでしょうか。柔軟性をはきちがえて、長所をほめてくれる人には優しく便宜をはかり、欠点を指摘してくれる人には敵意を持って厳しく接するのは、言わば感情に従って行動する「公私混同」ではないかと思います。(そう指摘しても、100万もの反論をして来るでしょうが。)

良薬は口に苦し。苦言はできれば受けたくない気持ちはわかります。けれども苦言こそがその活動をさらに洗練されたものに育てる糧となるはずです。報復などしている場合ではありません。