もやし、育てました

twitterで【もやし観察日記】を書いてきましたが、まとめてみました。

くらし探検くらぶという団体で深谷市のもやし屋・飯塚商店さんの見学に行きました。そこでブラックマッペという種類の豆をいただいていました。

本当は5月に開催されるイベントに合わせて育てて展示する予定だったのですが、震災の影響か、中止になってしまいましたので、自分の家で育ててみることにしました。

育て方は飯塚商店さんのブログに載っていました。

もやし栽培

まず、豆をビンに入れて、水を注いで一晩置きます。殻が割れてきたら水を捨てます。(4/6)

もやし栽培中
ちょっと芽(というか根)が出てきました。生命活動開始ですね。(4/7)

もやし栽培中
一晩置くと、こんな感じになりました。水は日に2回程度、ビンに注いでからひっくり返して捨てていました。(4/8)

もやし栽培中
どんどんかさが増えてきました。ちなみに、木のリンゴ箱に入れてダンボールで目隠しをしています。テレビのとなりに置きました。(4/9)

もやし栽培中
翌日です。撮影場所はリンゴ箱(縦置き)の上です。(4/10)

もやし栽培中
朝起きたら、とうとうビンの口を越えていました。(4/11)

もやし栽培中
同じ日の夜です。そろそろ葉っぱが出そうです。(4/11)

もやし栽培中
収穫!見慣れたもやしと比べるとスリムで長い姿をしています。根は取りません。

もやし栽培中
私は野菜は過ぎるほど熱を通したい方(邪道?)なので、きっちり炒めてしまいました。それでもこのもやし君はしっかりした味と歯触りがあり、家族にも好評でした。

育ててみて感じたのですが、もやしは水さえあれば作れて、まったく捨てるところもなく使えるとてもエコな食材です。豆の状態で保存しておけばいいので、災害用備蓄品に加えておけば、いざというとき生の野菜として重宝しそうです。

我が家が今回の大震災で使った備蓄品は、もともと強毒性鳥インフルエンザに備えておいたものです。今回は衛生関係のもの(マスクやクレベリン)の出番はありませんでした。強毒性の新型インフルエンザが発生した場合、今回の災害以上の厳しい状況に陥ります。なぜなら、震災は局所的であり、どこからか救助の手が差し伸べられます。

それに対して伝染性の病気はすべての場所で発生してしまうので、病気の勢いが収まるまでじっと待たなくてはなりません。回復までに長い時間がかかります。畑に野菜はできていますが、収穫する人がいません。インフラのハードは無傷でも運用する人がいません。新型インフルエンザは働き盛りの若い人ほど罹りやすいのです。

これを機に、我が家の備蓄品にもやし栽培キットを加えたいなと思いました。前述のもやし屋さんで、今後通販をする予定だそうです。期待しています。