シェイクスピアが好き

子供のためのシェイクスピアカンパニーという演劇ユニットがあります。1995年から子どもにもシェイクスピアをわかりやすく、もちろん大人でも大丈夫!というポリシーで公演を行っています。

元々は東京グローブ座で活動するユニットでした。残念ながら東京グローブ座は経営危機に陥ったらしく、現在ではジャニーズの公演を主として行う劇場になっています。

私は1995年もしくは翌年からだいたいの公演を観てきました。ひとりひとりがめまぐるしく役割を変えながら、シンプルなセットとたしかな演技力で、そこにシェイクスピアの神髄と溢れるほどのユーモアを作り出してきました。俳優も吉田鋼太郎さん、小須田康人さん、伊沢磨紀さん、佐藤誓さん、植本潤さん、山崎清介さんなど実力者揃いで、子ども相手などとあなどってはいけない!本格的なお芝居でした。

シェイクスピアの戯曲はほんとうに偉大です。まったく異なる解釈、まったく異なる演出をすべて受け容れて、なお原型を揺るがすことができません。毎年、夏になると劇場に行くのがとても楽しみです。

今年は「冬物語」とのこと。非日常を求めて今年も行こうと思います。

久しぶりのコンサート

前回はZepp TokyoでAll Standing(ブロック制なので待ち時間もStanding)だとわかったために断念していた(足の動脈硬化で長い間の立ちっぱなしはつらいです)MONKEY MAJIKのコンサートが渋谷C.C.Lemonホールでありました。今度はとりあえずイスがあって外で立って待ってなくて良いので行ってきました。

とは言え、席は2階21列の真ん中くらい。ここがどこかというとな~んと一番後の席なんですね。良いんだか悪いんだか…。結局1曲目から全員が立ったわけなので同じようなものかもしれませんが、自分のイスがあるというのはこんなにも安心するものだと実感しました。

さてそもそも私がMONKEY MAJIKのファンになったのはひょんなことで「ただありがとう」という曲を知ったからです。「なんか英語がうまいけど、何者?」と思ったら、仙台を拠点にしたカナダ人+日本人のバンドだったんですね。ほんとは「なんか日本語うまいけど、何者?」と思うべきでした。

そんなこんなで久しぶりのコンサート会場には何故か撮影のためのカメラも入り、どうやら入りを間違えた曲があったらしくてアンコールで再挑戦したりしてなかなか充実した時間でした。ボーカルのお二人ももちろんステキでしたが、ベースの音がまるで「セロ弾きのゴーシュ」のように身体の調子を整えてくれているような安らかな気持ちを醸し出してくれました。

ちなみに私の前は若いご夫婦とどう見ても2歳くらいの男の子。たしか3歳未満は入場できなかったような…。でもきっとそれでも聴きに来たかったんだね…と思ってしまいました。(どうせ演奏が始まってしまえば子どもの声くらいはどうということもないしね。全然泣かない良い子でした。)むしろそのとなりで携帯で舞台上を撮っていた女の子の携帯が光っていて…ライブってこんな感じなんだろうか?とおばさんは思ったわけです。次はどんなコンサートに行こうかな…。